よくあるご質問

たびたびあるご質問

リーフ&ボタニクスのバスソルトの色が、以前に買ったものと違います。使っても問題ないですか。

問題なくお使いいただけます。
バスソルトの色の変化は、精油の色に由来します。天然原料である精油は、原料植物の採取場所や採取時期により色が変わります。また、時間の経過によっても色が少しずつ変わります。天然原料のため避けられない事象であることをご理解いただければと思います。袋の底に精油がたまっている場合がありますが、袋を開ける前によく振って、塩に精油をなじませてからお湯に入れてください。

なお、バスソルトのなかでも、レモングラスは特に色が変わりやすい製品(精油)です。白から黄色へと徐々に色味が濃くなっていきますが、前述のとおり問題なくお使いいただけます。

北麓草水のショップのポイントをオンラインストアで利用できますか。

ご利用いただけません。北麓草水のショップの直営店の会員カード・モバイル会員登録と、オンラインストアの会員登録は別管理となっており、ポイントは連携しておりません。ご利用の際はそれぞれのサイト上で会員としてご登録し、ポイントはショップとオンラインストアで別々にご利用ください。

注ぎ口のない詰替袋だとうまく容器に注げません。

袋の上部をハサミで斜めにカットし、注ぎ口がボトルの口より小さくなるように袋を斜めに折ります。ボトルを逆さまにして詰替袋の先をしっかり差し込み、ボトルに詰替袋を差し込んだまま一緒に持ち、そのまま詰替袋の中身を注ぐようにして逆さまにします。以下の動画もご参考ください。

【北麓草水】詰替のご案内 https://www.youtube.com/watch?v=2rlcIr9Fnq4
なお、北麓草水では中身をこぼさずスムーズに詰め替えられるロウト(110円、税込)をご用意しています。

動物実験はしていますか。

製品開発から製造にいたる終始すべての過程において、動物実験は実施していません。関連会社、製造を委託している会社におきましても、動物実験は実施していません。また、EUでの化粧品指令を受けて2009年3月以降に動物実験を実施した原料は採用しておりません。

石けんやスキンケア製品の使用期限や保管方法を教えてください。

ご購入後は約1年を目安に、開封後は半年を目安に使い切ってください。いったん開封してから使わずに放置した後の再使用は避けること、開封・未開封を問わず直射日光や高温・低温・多湿を避け、冷暗所で保管すること、製品は清潔な手で使い、水が混入しないよう気をつけることも製品の保存性の観点から望ましい方法となります。

詰め替える時の容器の洗浄方法を教えてください。

■洗浄方法
詰め替える時は、新しい製品を入れる前に、水またはぬるま湯で容器を洗ってよく乾燥させてください。洗浄せずに詰め替えると、容器内に残った内容物と混ざり、製品の品質や性能が低下する可能性があります。洗浄後は何度もプッシュしてノズル内の水分をしっかり出してください。その後は風通しの良い場所に置いて乾かします。

泡で出るポンプの場合、チューブの先端のみを、水またはぬるま湯につけてポンプヘッドを数回押し、洗ってください。このときにポンプヘッドまで水につけないでください。ポンプヘッドのすき間から水が入り不良の原因となります。洗った後は、よく水を切ってからご使用ください。ポンプ内部に水が溜まっている場合は、ポンプを逆さにしてポンプヘッドを押し、水を出してください。

 

■乾燥方法
乾燥が不十分で容器内に大量の水が残っていると、雑菌の繁殖につながりかねません。湿気が多い時期など自然乾燥しにくい場合は、容器やノズル、チューブ等の水気をよく切ってからドライヤーで弱風、または送風状態で乾かしてください。高温にはせず、同時にドライヤーを近づけすぎないようにご注意ください。

なお、ポンプのバネが入っている部分は水が抜けにくい構造ですが、詰替後にプッシュして内容物が出てくれば、残った水も一緒に排出されます。ポンプの構造上、水が逆流して内容物に混じることはありません。

安全性・環境性について

放射性物質についてはどのような検査・対応をしていますか。

2011年の福島第一原子力発電所の事故にかかわる放射性物質が検出される可能性のあるものは、製品の場合、原料と資材となります。

原料のなかでも、水は墨田工場(東京都)では原水として東京都の水道水を、富士河口湖工場(山梨県)では200mの深さからくみ上げている地下水を使用しています。東京都水道局および富士河口湖町では定期的に放射性物質が測定され、その結果がホームページで公表されています。その内容あるいは報道等を注視し、使用に問題のないことを確認しています。

エキスや油脂などが抽出される原料植物は、そのほとんどが食品として流通しているものです。前記の事故以降、野草等の自生植物を含め、取り扱っている日本産植物が用いられている原料は生産地域(都道府県)を調査し、厚生労働省が定める「検査計画、出荷制限等の品目・区域」に該当しないものであることを確認したうえで使用しています。該当するものが発見された場合、すみやかに他の産地の原料に切り替える、代替原料がない場合は、原料メーカーにおいて放射性物質に関する検査がなされ、問題なしと判断された原料であることを確認したうえで使用しています。

原料のなかにはカオリンやベントナイト等の粘土質物質もあります。これらは地中深く掘り下げた場所より得られるものであり、放射性物質が検出される可能性はほとんどありませんが、前記の原料植物同様の調査・確認を行なったうえで使用しています。

資材は、外部より遮蔽された、室内の管理された環境にて製造されていますので、現段階では放射性物質による汚染の可能性はないものと判断しています。なお、松山油脂内での製品製造過程も同様で、製品はすべて室内の管理された環境にて製造されていますので、大気中に放出された放射性物質が製品内に混入する可能性はほとんどありません。

松山油脂では、今後も引き続き正しい情報の収集に努め、お客様に安心して製品をご愛用いただけるよう適切な対応をとってまいります。
【参考】日本化粧品工業連合会による化粧品等の安全性に関する見解

配合成分はどのような基準で選んでいますか。

配合成分は、安全性や低刺激性に加え、環境に過度の負荷をかけないもの、生分解性の高いものを優先的に選択しています。「生分解性が高い」という意味について、松山油脂では、最終的生分解(100%分解される)・環境が受け入れる程度までの生分解、の2段階があると考えています。最終的生分解とは、有機物が二酸化炭素や水、無機塩にまで分解されたり、または、微生物の生体内に取り込まれて、一般的な代謝過程に存在する物質にまで変換されることです。もうひとつの環境が受け入れる程度までの生分解とは、河川において発泡したり、水生生物に害を与えるなど、環境に対して好ましくない性質を示さなくなる程度まで有機物が分解されることです。なお、石けんは最長でも2週間程度(※)で、水と二酸化炭素に100%最終分解されます(※微生物の存在数など、それぞれの水の状況に応じて期間は変わります)

製品の原料・成分について

リーフ&ボタニクスのバスソルトの色が、以前に買ったものと違います。使っても問題ないですか。

問題なくお使いいただけます。
バスソルトの色の変化は、精油の色に由来します。天然原料である精油は、原料植物の採取場所や採取時期により色が変わります。また、時間の経過によっても色が少しずつ変わります。天然原料のため避けられない事象であることをご理解いただければと思います。袋の底に精油がたまっている場合がありますが、袋を開ける前によく振って、塩に精油をなじませてからお湯に入れてください。

なお、バスソルトのなかでも、レモングラスは特に色が変わりやすい製品(精油)です。白から黄色へと徐々に色味が濃くなっていきますが、前述のとおり問題なくお使いいただけます。

防腐剤は使用していますか。

 使用しています。使い切り包装ではないため、BG、1,2-ヘキサンジオール、エタノール、エチルヘキシルグリセリン、プロパンジオール、フェノキシエタノール、ペンチレングリコールにより、製品に防腐力を持たせています。これらの成分のなかで、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(旧薬事法)上の防腐剤に該当するのはフェノキシエタノールのみです。エタノールを除くその他の成分は、防腐成分としても働きながら、保湿成分としても働くものです。

フェノキシエタノールとはどういうものですか。

広い範囲で抗菌作用を持ち、特に真菌や細菌に対して、少量でも高い効力がある原料です。化粧品には防腐剤として配合されています。防腐剤として優れている反面、肌への刺激性やアレルギーへの懸念が報告されていますが、配合率1%までは安全性が確認されており、厚生労働省も化粧品に配合することを認めています。なお、フェノキシエタノールは、お茶の揮発成分として自然界にも存在しており、生分解性も良好です。

以上のことから、松山油脂では、フェノキシエタノールは安全性と環境性、有用性があると考え、配合上限である1%以下、必要最小量を使用しています。

アルコール不使用とはどういう意味ですか。

アルコール(エタノール)が配合されていない、という意味です。エタノールは一般的に「アルコール=エタノール」と認識されており、単にアルコールというときにはエタノール、または「お酒」「酒類」を指すのが一般的です。なお、ベへニルアルコールや、BG、1,2-ヘキサンジオールといった配合成分は、化学的に分類すると「アルコール(アルコール類)」ですが、一般的な意味での「アルコール」ではありません。

シリコーンは使用していますか。

シリコーンは使用していません。シャンプーやリンス、コンディショナー、トリートメントなどのヘアケア製品にもシリコーンは配合していません。

界面活性剤とはどういうものですか。

 界面活性剤とは、水と油など、混じり合わない物質を混じり合わせる作用がある物質の総称です。例えば、マヨネーズは酢と油という本来混じり合わないものを、卵黄が混じり合わせています。卵黄には天然の界面活性剤レシチンが含まれているため、酢と油を混じり合わせることができるのです。石けんも水と油を混じり合わせる作用で汚れを落とす界面活性剤です。

合成界面活性剤は使用していますか。

使っている製品もあります。これは、天然に存在する界面活性剤だけでは、十分な品質を担保することができないためです。界面活性剤は汚れを落とす洗浄成分としてだけでなく、クリームや乳液などの乳化剤や髪の指通りをよくするためのコンディショニング剤、精油(エッセンシャルオイル)を製品内に均一に分散させて肌への刺激を和らげる、可溶化剤としても働きます。これらの働きを活用し、安全性と環境性、そして有用性のバランスがとれた合成界面活性剤を、製品の形状や用途に合わせて厳選して配合しています。各製品の全成分一覧には、配合成分の役割(配合目的)を掲載しています。役割に「洗浄」「乳化」とある成分は合成界面活性剤です。また、役割だけでなく、その成分の由来も掲載していますので、製品を選ぶ際の参考にしてください。※「品質安定」「髪を整える、保護する」と書かれている成分の一部にも、合成界面活性剤を使用しています。

石油由来原料を使用していますか。

石油由来原料を使用している製品もあります。松山油脂では製品を開発する際、植物(天然)由来原料を優先して選択しています。ただし、植物由来原料のみではつくることができない製品、安定性がよくない製品、あるいは、安定的な供給を受けるのが難しい原料があります。原料の安全性や生分解性は、その由来や、天然系か合成系かではなく、原料そのものの性質によって決まります。これらのことから松山油脂では、天然か合成で優劣をつけるのではなく、肌への安全性を確認したうえで、肌に対する効果や役割に応じて使用する原料を選んでいます。化学的に合成した原料、植物由来原料と石油由来原料を合成した原料、石油由来原料を合成した原料がありますが、いずれもすぐれた安全性を有する成分です。

PEGとはどういうものですか。

正式にはポリエチレングリコールといいます。PEGは化粧品表示名称上の表記です。保湿・感触改良・可溶化・粘度調整などのために、化粧品に用いられている石油由来原料です。安定性に優れ、温度による粘度変化がなく、微生物汚染にも強いという特長があります。化粧品には、約200~約8,000,000の分子量を持つものが用いられます。松山油脂で使っているのは、分子量約1,500(表示名称PEG‐32)と約8,000(表示名称PEG‐150)のPEGです。

分子量が小さい(約400以下の)PEGは、皮膚への刺激が報告されたことがありました。一方、分子量が1,000以上のものでは皮膚刺激は報告されていません。また、かつてはPEGを合成する時に残った不純物が肌へ刺激を与える懸念がありました。しかし、現在では原料の製造精製技術も高まって不純物が残らなくなったため、その懸念もなくなりました。

自然環境への影響ですが、分子量約200~20,000のPEG類の生分解性は良好です。物質は分子量が大きいほど生分解されにくくなる傾向にありますが、分子量約30,000までは栄養源として微生物に利用されることが報告されています。

以上のことから、松山油脂では、安全性と環境性、有用性のバランスを満たす原料として、PEG‐32とPEG‐150、2種類のPEGを使用しています。

ポリマーとはどういうものですか。

ポリマーとは、分子が多数結合してできる高分子の総称です。コンディショニング剤や増粘剤として、化粧品にも用いられています。セルロースやでんぷん、たんぱく質など、自然界にも天然ポリマーが多数存在します。一方、使用目的・用途に応じた機能性を発揮させるために、人為的に合成されたポリマーもあります。天然・合成を問わずポリマーにはたくさんの種類があり、安全性もそれぞれ異なります。松山油脂でもコンディショニング成分や増粘剤としてポリマー類を使用しています。いずれも毒性、および肌や粘膜に対する刺激がほとんどない、安全性の高い原料です。

カルボマーとはどういうものですか。

ポリマーの一種で、粘度調整や感触改良のために化粧品原料として使われているものです。安定性に優れ、温度による粘度変化がありません。微生物汚染にも強いという特長があります。また、ジェル状になる力が強く、製品にとろみをつけたい時にも、使用量が少なくて済みます。

不純物を含む化粧品原料は肌に刺激を与える懸念があります。しかし、他の原料と同じように、現在流通しているカルボマーは精製度が高く、不純物が含まれていません。ヒトパッチテストで刺激やアレルギーの原因にはならないとされています。また、カルボマーは紫外線で分解されることが確認されています。

以上のことから、松山油脂では、安全性と環境性、有用性のバランスを満たす原料として、カルボマーを使用しています。

香料と精油の違いを教えてください。

一般的に香料とは香りをつけるために配合している成分全般のことを指します。天然香料(精油=エッセンシャルオイル、動物性香料)も、旧薬事法(現・医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)では香料に該当し、「香料」と表示されていました。しかし、法律改正後は全成分表示となり、配合されるすべての成分が記載されるようになりました。天然精油でも、表記用の名称を登録すれば、「香料」ではなく、例えば「ユズ果皮油」として表記されるようになっています。なお、合成香料は天然香料を化学的に分析し、香り立ちに寄与する成分のみを抽出・ブレンド、あるいはその成分を化学的に合成して香料として製造したものを指します。

柑橘系の精油を肌につけるとシミになると聞いたのですが、大丈夫でしょうか。

精油(おもに柑橘系精油)のなかには、肌につけた後に日光に当たるとシミなどを発生させる、光毒性という性質を持つものがあります。ただし、松山油脂の製品に配合している精油は、光毒性物質であるフロクマリン類を含まない、または含んでいても非常に微量である精油として知られているものです。光毒性は、光毒性物質の含有量に起因します。化粧品に配合する場合は、配合率により光毒性が発現するかどうかが変化します。また、一般的に精油を肌に塗布する場合の安全な希釈率は、0.5%~2.0%以下といわれます。松山油脂ではこの数値を目安に、それぞれの精油の性質や香り立ちなどを考えて製品への配合率を決定し、すべての製品において光毒性が発現することのないよう設計しています。

ただし肌における刺激の感じ方には個人差があります。化粧品全般、とくに香料を含んだ化粧品を使用後に日光を浴び、肌トラブルが発生した経験がある場合は、精油が含まれている化粧品の使用を控えていただくことをおすすめします。

バスソルトやバスシュガーなど、入浴料に配合されている精油は、お湯にきちんと溶けますか。

お湯に溶けるように処方・製造しています。柑橘系精油は、他の精油と比較して皮膚刺激が強いため、「バスシュガー グレープフルーツ」には、お湯に溶けやすくなるよう、可溶化剤も配合しています。精油は化粧品原料として使う時に繊細な配慮を要します。松山油脂では、精油を配合しているすべての製品について、用途と他の成分との組み合わせによって最適な量を計算し、製品の処方を決定しています。また、実際の使用法によるテストを行ない、低刺激性を確認したうえで販売しています。

日焼け止めに入っている酸化チタン・酸化亜鉛の粒子の大きさを教えてください。

「Mマークシリーズ アミノ酸日焼け止め乳液」に配合している酸化チタンの粒子の大きさは10nm、「HADAHUG 日焼け止めクリーム」は15nm、「肌をうるおす保湿UVクリーム」10nmと250nmです。酸化亜鉛の粒子の大きさはいずれも25nmです。なお、ナノマテリアルの定義は様々な議論があり、現時点では、すべての分野で共通した認識はないと思われます。一方、化粧品分野では、現在は日本化粧品工業連合会が、大きさが100nm以下の物質をナノマテリアルと呼んでいます。その観点では、松山油脂で使用している酸化チタン・酸化亜鉛のほとんどが、ナノマテリアル(ナノサイズ)に分類されます。

「Mマークシリーズ 日焼け止め乳液」「肌をうるおす保湿UVクリーム」「HADAHUG 日焼け止めクリーム」に入っている酸化チタン・酸化亜鉛はコーティングされたものですか?また、コーティング剤は何ですか?

「Mマークシリーズ 日焼け止め乳液」に入っている酸化チタンはコーティングされたもので、コーティング剤は水酸化Alとステアリン酸です。「肌をうるおす保湿UVクリーム」に入っている酸化チタンはコーティングされたものとされていないものがあります。コーティングされているもののコーティング剤は、水酸化Alとイソステアリン酸です。酸化亜鉛はいずれもコーティングされたもので、コーティング剤はイソステアリン酸です。「HADAHUG 日焼け止めクリーム」の酸化チタンのコーティング剤は水酸化Alとステアリン酸です。酸化亜鉛は含水シリカでコーティングされています。

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製法について

釜焚き製法とは何のことですか。

石けんのつくり方のことです。釜で石けんを焚き上げることから「釜焚き製法」、または「鹸化塩析法」とも呼ばれます。精製した原料油脂を釜に仕込み、 加熱撹拌しながら苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)水溶液を加えていくと、油脂が脂肪酸とグリセリンに分かれます。脂肪酸は苛性ソーダと化合して脂肪酸ナトリウム(石けん)になります。これが「鹸化(けんか)」という工程です。次に塩を加えると、釜の中の液は分離して、下層部には石けん分以外の成分が塩とともに沈み、上層部には石けん分が浮上します(この工程を「塩析[えんせき]」といいます)。その後、塩析を繰り返し、純度の高い石けん(石けん素地)に仕上げます。 釜焚き製法は、古くから行われてきた石けんのつくり方です。
釜焚き製法

釜焚き製法でつくった石けんの特長を教えてください。

原料の天然油脂にもともと含まれている天然保湿成分グリセリンが、石けん素地のなかにほどよく残っていることです。肌を保護している皮脂膜を取り過ぎることがなく、洗浄後のつっぱり感や乾燥を軽減します。また、洗浄成分は石けん分のみで、すすいでしまえば汚れや老廃物だけでなく洗浄成分も肌に一切残りません。何度すすいでも肌がぬるぬるする、ということがない、さっぱりとした洗い上がりになります。

「機械練り製法」と「枠練り製法」の違いを教えてください。

機械練り製法の石けんは、汲み上げた石けん素地を機械を使って短時間で乾燥・混合・練成して仕上げます。一方の枠練り石けんは、液状の石けんを枠に流し込み、冷やし固めて裁断してから最長で60日間ほど乾燥させて仕上げます。機械練り石けんには、やや割れやすく溶けやすいという性質がありますが、安価でご提供できる利点があります。枠練り石けんは、乾燥・熟成期間中に水分などが揮発して結晶が密になるので、割れにくく、溶けくずれしにくい石けんになります。とくに、透明石けんは乾燥・熟成期間中に硬い石けんに変わり、透明度が高まっていきます。
機械練り製法 / 枠練り製法

製品の選び方・使い方について

注ぎ口のない詰替袋だとうまく容器に注げません。

袋の上部をハサミで斜めにカットし、注ぎ口がボトルの口より小さくなるように袋を斜めに折ります。ボトルを逆さまにして詰替袋の先をしっかり差し込み、ボトルに詰替袋を差し込んだまま一緒に持ち、そのまま詰替袋の中身を注ぐようにして逆さまにします。以下の動画もご参考ください。

【北麓草水】詰替のご案内 https://www.youtube.com/watch?v=2rlcIr9Fnq4
なお、北麓草水では中身をこぼさずスムーズに詰め替えられるロウト(110円、税込)をご用意しています。

浴室に置いていたボディソープが液漏れしていました。

浴室暖房乾燥機の影響と考えられます。浴室内が高温になると、容器内部の空気が膨張し、ボディソープやシャンプーなどのポンプの注ぎ口から内容物が押し出され、液漏れとなることがあります。高温は品質に影響を与える可能性もありますので、浴室暖房乾燥機を使用される場合は、製品を浴室の外に出すようにしてください。

ポンプの上げ方を教えてください。

片手でポンプの根元を押さえ、もう一方の手でポンプヘッドを反時計回りにゆっくりと回します。4~5回転させるとポンプが上がります。こちらの方法でもポンプが上がらない場合は、ポンプの根元がゆるんでいる可能性がありますので、次の方法をお試しください。
(1)ポンプの根元(ギザギザ部分)を時計回りにまわし、きつく締め直します。
(2)ポンプヘッドをゆっくりと、反時計回りに回します。その際、ポンプヘッド根元の皿部分が一緒に回らないように片手で押さえながら回してください。
以上を行なっても上がらない場合は、ポンプの根元を反時計回りに回して一度ゆるめてから、再度(1)(2)を行なってください。

「柚子の手肌クリーンジェル」「リーフ&ボタニクス ハンドクリーンジェル」の機内への持ち込み制限を教えてください。

[国内線]機内に持ち込める液体は、容器あたり0.5Lまたは0.5kg、1人あたり合計2Lまたは2kgまでとなります。この上限以内であれば「柚子の手肌クリーンジェル」は持ち込みが可能です。「リーフ&ボタニクス ハンドクリーンジェル」は持ち込めません。

[国際線]機内に持ち込む液体は、100mL以下の容器に入れ、それらを1L以下のジッパーのついた透明プラスチック袋に入れる必要があります。この条件に従えば「柚子の手肌クリーンジェル」ミニサイズ(50mL)は持ち込みが可能です。「柚子の手肌クリーンジェル」本体(240mL)と詰替用(220mL)、「リーフ&ボタニクス ハンドクリーンジェル」は持ち込めません。

化粧品の使用上の注意事項について教えてください。

肌に異常が生じていないかよく注意して使用してください。傷やはれもの、湿しん、かぶれ等、異常のある部位にはお使いにならないでください。化粧品が肌に合わないとき即ち次のような場合には、使用を中止してください。 

(1)使用中、赤味、はれ、かゆみ、刺激、色抜け(白斑等)や黒ずみ等の異常が現れた場合
(2)使用後、肌に直射日光が当たって(1)のような異常が現れた場合
そのまま化粧品類の使用を続けますと、症状を悪化させることがありますので、皮膚科専門医等にご相談されることをおすすめします。

 

石けんやスキンケア製品の使用期限や保管方法を教えてください。

ご購入後は約1年を目安に、開封後は半年を目安に使い切ってください。いったん開封してから使わずに放置した後の再使用は避けること、開封・未開封を問わず直射日光や高温・低温・多湿を避け、冷暗所で保管すること、製品は清潔な手で使い、水が混入しないよう気をつけることも製品の保存性の観点から望ましい方法となります。

クレンジング後のダブル洗顔は必ずしたほうがよいのでしょうか。

ダブル洗顔が必要か必要でないかは、メイクの種類、肌質やその時々の肌の状態、またはお手入れの仕方などによって変わります。

メイクはクレンジング剤に含まれる油分に溶け込みます。そして、すすぎのときにメイクとぬるま湯が混ざって肌から離れます。メイクを含んだ油分とぬるま湯を混じり合わせるのは界面活性剤ですが、松山油脂のクレンジング剤に配合している界面活性剤は、水との親和性(なじみやすさ)が非常によいのですすいでしまえば肌に残りません。

ダブル洗顔をしないと、肌がしっとりして油分がうっすらと残っているようにも感じられます。これはクレンジング剤に配合している油分や保湿成分によるものですので、肌に負担をかけることはありません。ただし、濃厚な油分を含むマスカラやウォータープルーフファンデーションなど、メイクの種類によっては落としきれないこともあります。メイクが全部落ちているかどうかわからないというときは、次の方法をお試しください。

(1)クレンジング後、クレンジング剤を多めに取ってメイクが残っていそうな部分によくなじませる。
(2)コットンかティッシュで、クレンジング剤をなじませた部分を軽く押さえるようにしてから拭き取る。

コットンやティッシュにメイクがつくようであれば、メイクが完全には落ちていないのでダブル洗顔をしてください。または、専用のクレンジング剤で部分的に落とした後クレンジングしてください。なお「肌をうるおす保湿クレンジング」など、乾燥肌用のクレンジングはすすいだ後の肌がしっとりするよう処方しているため、洗い上がりのさっぱり感に物足りなさを感じる場合もあります。とくに春夏、気温や湿度が高い季節はなおさらです。このようなときもダブル洗顔していただくのがおすすめです。

ニキビに効く石けんはありますか。

残念ながら、にきびができているときに石けんをおすすめすることはできません。肌にトラブルが発生しているときは、弊社製品に限らず、化粧品はすべて刺激になってしまう可能性があるので、ご使用をお控えいただく必要があるからです。あるいは、皮膚科専門医に、化粧品の使い方などについて注意を受けることが必要な場合もあります。石けんや化粧品は医薬品ではないため、すでにできてしまっているにきびを治す(にきびに効く)ことはできません。

一方、にきびの予防に石けんでの洗顔は大変効果的です。にきびの原因となる過剰な皮脂や古い角質、過酸化脂質、汗の残渣物質(尿素・乳酸)や粉塵などの汚れをきれいに落とすからです。また、すすいでしまえば洗浄成分も肌に残らず、肌荒れの原因になりにくいという特長もあります。

メイク落としのクレンジング力の違いを教えてください。

クレンジング力の違いは次のとおりです。
【クレンジング力の高い順に】
■北麓草水 クレンジングオイル

■リーフ&ボタニクス クレンジング カレンデュラ

■肌をうるおす保湿クレンジング

■アミノ酸クレンジング乳液

■リーフ&ボタニクス クレンジングクリーム 純米酒

スキンケア製品は冷蔵庫で保管できますか。

 冷蔵庫内の低温や出し入れをする際の温度変化は、製品に影響を及ぼす心配があります。スキンケア製品はできる限り室内で保管してください。冷蔵庫内保管される場合は、温度変化が激しい扉付近や、直接冷気が当たる場所は避けてください。また、冷蔵庫に保管されていても開封後は半年を目安に使い切ることにご留意ください。

詰め替える時の容器の洗浄方法を教えてください。

■洗浄方法
詰め替える時は、新しい製品を入れる前に、水またはぬるま湯で容器を洗ってよく乾燥させてください。洗浄せずに詰め替えると、容器内に残った内容物と混ざり、製品の品質や性能が低下する可能性があります。洗浄後は何度もプッシュしてノズル内の水分をしっかり出してください。その後は風通しの良い場所に置いて乾かします。

泡で出るポンプの場合、チューブの先端のみを、水またはぬるま湯につけてポンプヘッドを数回押し、洗ってください。このときにポンプヘッドまで水につけないでください。ポンプヘッドのすき間から水が入り不良の原因となります。洗った後は、よく水を切ってからご使用ください。ポンプ内部に水が溜まっている場合は、ポンプを逆さにしてポンプヘッドを押し、水を出してください。

 

■乾燥方法
乾燥が不十分で容器内に大量の水が残っていると、雑菌の繁殖につながりかねません。湿気が多い時期など自然乾燥しにくい場合は、容器やノズル、チューブ等の水気をよく切ってからドライヤーで弱風、または送風状態で乾かしてください。高温にはせず、同時にドライヤーを近づけすぎないようにご注意ください。

なお、ポンプのバネが入っている部分は水が抜けにくい構造ですが、詰替後にプッシュして内容物が出てくれば、残った水も一緒に排出されます。ポンプの構造上、水が逆流して内容物に混じることはありません。

石けんシャンプーの特長を教えてください。

石けんは、水に含まれるミネラル分(カルシウム、マグネシウム)と結びつき、洗浄力のない石けんカスになります。泡立てて使っている最中も一部は石けんカスになり、すすぎのときに大量の水と出合うとすべて石けんカスになります。一方、一般的な合成界面活性剤にはこのような性質はなく、100%洗浄力を発揮します。すすぎによって素早く洗浄力を失うということは、肌への刺激になる要素を容易に失うということでもあります。まずはこれが石けんシャンプーの利点です。また、石けんカスは仮に排水としてそのまま河川に流れても、微生物により最長2週間で水と二酸化炭素に最終分解されます。自然環境へ過大な負荷をかけない点も石けんシャンプーの利点です。

「アミノ酸せっけんシャンプー」を使ったら髪がゴワゴワになってしまいました。

ごわつきの原因は石けんが弱アルカリ性であることと、石けんカスです。石けんは水に含まれるミネラル分と結びついて石けんカスをつくります。また、弱アルカリ性である石けんでシャンプーすると、髪をうろこ状に覆っているキューティクルがやや開きます。そのため、石けんでシャンプーすると髪同士が絡まりやすくなることがあります。これが石けんシャンプーのきしみ・ごわつきの原因です。髪が傷むわけではありませんのでご安心ください。

通常はシャンプーを十分に泡立てて洗髪すれば泡が緩衝材となり、この状態を改善するのですが、とくにすすぎのときには石けん分が大量の水と混じって石けんカスに変わるため、きしみ・ごわつきが著しくなります。また、石けんは泡切れはすばやいのですが、シャンプーの場合は泡が消えた後も石けんカスが髪に残っています。石けんカスが髪に過剰に残っていると、それ自体が髪の仕上がりを重くする原因になります。すすぎの後で「PH調整ヘアリンス」を使用すると石けんカスが分解され、同時にキューティクルも引き締まるので、髪の状態もなめらかに整います。しかし、きしみ・ごわつきのためにすすぎが不十分になってしまうと、石けんカスが髪に過剰に残ります。石けんカスはリンスの酸性成分によって分解され、石けんの原料である脂肪酸に戻ります。脂肪酸は油なので、石けんカスが過剰に残っていると、髪の指通りの悪さやべたつきの原因になります。

「アミノ酸せっけんシャンプー」に配合しているアミノ酸石けん(表示名:ヤシ脂肪酸アルギニン)は、一般的な液体石けん(表示名:カリ石ケン素地)と比較し、pHがやや中性に寄っています。アミノ酸石けんを配合することで、カリ石ケンのみを使用した石けんシャンプーより、きしみ・ごわつきを軽減するよう処方しました。「石けんシャンプーなのに使いやすい」「ごわごわしない」というご感想をくださる方もいらっしゃいます。ただし、一般的な中性・弱酸性の合成系シャンプーと使い比べた場合、きしみ・ごわつきが感じられること、とくに石けんシャンプーを初めてお使いになった方ですと、それが著しくなる場合があることは否めません。松山油脂では、石けんとアミノ酸系洗浄成分を配合し、石けんのすっきり感を保ちながらきしみ・ごわつきを大幅に軽減した「リーフ&ボタニクス リフレッシュシャンプー」もご用意しています。ミニサイズもご用意しておりますので、使い心地や髪との相性をぜひお試しください。

 

石けんシャンプーの後はリンスを使わなくてはいけませんか。

基本的にはリンスもお使いになることをおすすめします。「PH調整ヘアリンス」のような石けんシャンプー用リンスは、石けんシャンプーによって一時的に弱アルカリ性の状態に傾いた髪を、酸性成分で中和するために使うもので、キューティクルを引き締めながら石けんカスを分解します。また、自然なツヤを与え、髪を指通りなめらかに整えます。地肌は汗や皮脂が分泌されることにより、自然に中和されますが、髪にはこのような機能がないためリンスで中和します。髪をうろこ状に覆っているキューティクルには、石けん(弱アルカリ性成分)に触れると外側に開き、酸性成分に触れると閉じるという性質があります。キューティクルが閉じて整列していることは、健康な髪の要因のひとつです。また、整列したキューティクルは光を規則正しく反射するので、髪もつややかになります。このようなことから、松山油脂でも、基本的には石けんシャンプーと石けんシャンプー用リンスやトリートメントはセットでお使いいただくようにおすすすめしています。なお、リンスを使わない場合は、髪の生え際などに残った石けんカスが分解されずにそのまま残ります。あまりたくさん残っていると、乾いた後でフケのように見えることがあります。また、石けんカスがかゆみの原因になることもあります。この点にもご留意ください。

洗い上がりは気持ちいいのですが、洗髪中の抜け毛が増えたように思います。石けんシャンプーが合わないのでしょうか。

石けんはすすいでしまえば石けんカス(カルシウム化合物の一種)となって洗浄力を失います。洗浄成分として肌に残ることがありません。このような性質から、石けんでのシャンプー自体が髪や地肌にダメージを与えたり、抜け毛を助長することはないと考えられます。また、私どもの手元の文献等にも、石けんでのシャンプーが抜け毛を助長するといった所見やデータはありません。髪は生え変わりのために毎日抜けますが、その数は一般的に70~120本程度といわれます。季節や体調の変化によって抜け毛が増える場合があることもご考慮いただければと思います。しかし、おっしゃるように「アミノ酸せっけんシャンプー」が地肌や髪質に合わないという可能性もあります。抜け毛が著しいとお感じの場合は、誠に残念ですが、「アミノ酸せっけんシャンプー」のご使用をお控えいただくことをおすすめします。

「アミノ酸せっけんシャンプー」が、パーマ・カラーリングなどの髪に合わないことがあるのはどうしてですか。

パーマやカラーリングにより髪が傷んでいる(キューティクルが剥がれてしまっている)場合、キューティクルが剥離した部分に石けんカスが過剰に入り込み、きしみ・ごわつき感が著しくなります。石けんシャンプーは泡切れがすばやい一方、泡が消えた後も石けんカスが髪に残っているため、入念にすすぐ必要があります。しかし、パーマ・カラーリングの髪はすすぎがしにくく、石けんカスが過剰に残ります。石けんカスが髪に過剰に残っていると、それ自体が髪の仕上がりを重くする原因になります。また、石けんカスは専用のリンスやトリートメントの酸性成分によって分解され、石けんの原料である脂肪酸に戻ります。脂肪酸は油であるため、髪のべたつきの原因になります。一方、パーマやカラーリングをしていても問題なく石けんシャンプーを使えることがあります。松山油脂のスタッフにも、パーマやカラーリングをしていても石けんシャンプーを使っている者もいます。しかし、基本的には、パーマやカラーリングをした髪と石けんシャンプーは相性がよくないので、製品には「合わないことがあります」という表示を入れています。

 

ボディソープで顔も洗えますか。

残念ながら、積極的にはおすすめできません。成分の点から考えますと、ボディソープで洗顔することもできますが、ボディソープ(液体石けん)は固形石けんと比較した場合、洗浄力が若干強くなります。万一合わなかった場合、とくに顔は日常生活に大きな影響のある部位であることから、松山油脂ではボディソープでの洗顔を積極的にはおすすめしていません。

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石けんについて

釜焚き製法とは何のことですか。

石けんのつくり方のことです。釜で石けんを焚き上げることから「釜焚き製法」、または「鹸化塩析法」とも呼ばれます。精製した原料油脂を釜に仕込み、 加熱撹拌しながら苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)水溶液を加えていくと、油脂が脂肪酸とグリセリンに分かれます。脂肪酸は苛性ソーダと化合して脂肪酸ナトリウム(石けん)になります。これが「鹸化(けんか)」という工程です。次に塩を加えると、釜の中の液は分離して、下層部には石けん分以外の成分が塩とともに沈み、上層部には石けん分が浮上します(この工程を「塩析[えんせき]」といいます)。その後、塩析を繰り返し、純度の高い石けん(石けん素地)に仕上げます。 釜焚き製法は、古くから行われてきた石けんのつくり方です。
釜焚き製法

 

釜焚き製法でつくった石けんの特長を教えてください。

原料の天然油脂にもともと含まれている天然保湿成分グリセリンが、石けん素地のなかにほどよく残っていることです。肌を保護している皮脂膜を取り過ぎることがなく、洗浄後のつっぱり感や乾燥を軽減します。また、洗浄成分は石けん分のみで、すすいでしまえば汚れや老廃物だけでなく洗浄成分も肌に一切残りません。何度すすいでも肌がぬるぬるする、ということがない、さっぱりとした洗い上がりになります。

「機械練り製法」と「枠練り製法」の違いを教えてください。

機械練り製法の石けんは、汲み上げた石けん素地を機械を使って短時間で乾燥・混合・練成して仕上げます。一方の枠練り石けんは、液状の石けんを枠に流し込み、冷やし固めて裁断してから最長で60日間ほど乾燥させて仕上げます。機械練り石けんには、やや割れやすく溶けやすいという性質がありますが、安価でご提供できる利点があります。枠練り石けんは、乾燥・熟成期間中に水分などが揮発して結晶が密になるので、割れにくく、溶けくずれしにくい石けんになります。とくに、透明石けんは乾燥・熟成期間中に硬い石けんに変わり、透明度が高まっていきます。
機械練り製法 / 枠練り製法

「無添加せっけん」の「無添加」の意味を教えてください。

合成界面活性剤・鉱物油・香料・着色料・防腐剤を添加(配合)していない、という意味です。「無添加せっけん」は昔ながらの釜焚き製法で焚き上げた石けん素地(石けんそのもののこと)に、大豆から抽出した天然ビタミンE(表示名称:トコフェロール、品質安定剤)のみを配合しています。

「無添加せっけん」で洗髪することはできますか。

「無添加せっけん」をはじめ松山油脂の固形石けんは洗髪にも使えます。ただし、石けん特有のきしみ・ごわつきが感じられる場合があります。とくに、石けんで初めて洗髪される方は、合成系のシャンプーとは異なる使用感に違和感を覚えられることが多いようです。固形石けんと液体のシャンプーでは形状は異なりますが、コツは同じです。なお、洗髪後は「PH調整ヘアリンス」をお使いください。

石けんが「肌と環境にやさしい」といわれるのはどうしてですか。

石けんは水に含まれるミネラル分(カルシウム、マグネシウム)と結びつくと、洗浄力のない石けんカスになります。泡立てて使っている最中も一部は石けんカスになり、すすぎのときに大量の水と出合うとすべて石けんカスになります。一方、一般的な合成界面活性剤にはこのような性質はなく、100%洗浄力を発揮します。すすぎによって素早く洗浄力を失うということは、肌への刺激になる要素を容易に失うということでもあります。また、石けんカスは仮に排水としてそのまま河川に流れても、最長2週間で微生物により水と二酸化炭素に最終分解されます。自然環境へ過大な負荷をかけることがありません。石けんが肌と環境にやさしい洗浄料であるのはこのような理由です。

石けんを「熟成させる」とはどういうことですか。

乾燥過程で起こる石けん内部の結晶形の変化と、水分などの揮発によって起こる石けんの変化を「熟成」と言い表しています。地中海地方で伝統的につくられているオリーブ油の石けんは、長いもので1年もの自然乾燥期間を経ています。これは、オリーブ油中の大半を占めるオレイン酸が固形の脂肪酸ではなく、融点の低い液状の脂肪酸でありじっくり熟成させないと石けんが硬くならないためです。

弱酸性が肌によいと聞きます。石けんは弱アルカリ性ということですが心配はありませんか。

心配ありません。肌には、汗や皮脂の分泌によって自然に弱酸性に戻る性質(中和能)があります。さらに、弱酸性の化粧水(市販の化粧水はほとんどが弱酸性です)を使うことでも肌はすみやかに弱酸性に戻ります。ちなみに、日本の温泉の大多数は中性~弱アルカリ性です。弱アルカリ性成分は、肌の表面に付着した古い角質や過酸化脂質をやわらかくする・落としやすくする働きをします。温泉に入ると肌がすべすべになり、角質層の新陳代謝が促されるのはこのためです。

石けんは、なぜすすぎが早いのですか。

水に含まれるカルシウムなどのミネラル分と結びついて石けんカスになり、洗浄力を失うためです。石けんは脂肪酸とナトリウムが結合した脂肪酸ナトリウムという物質です(液体石けんは脂肪酸カリウム)。石けんカスは水に溶けず、洗浄力はありません。石けんのすすぎが早く、さっぱりとした感触が得られるのはこのためです。また、すすぎによって素早く洗浄力を失うということは、肌への刺激になる要素を容易に失うということでもあります。

浴用(洗顔用)・台所用・洗濯用と、石けんの用途が分かれているのはなぜでしょうか。

同じ洗浄料でも、身体を洗うものは化粧品として、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(旧薬事法、厚生労働省管轄)の、衣類や家具など身体以外のものを洗うものは洗剤として、家庭用品品質表示法(産業経済省管轄)の規制を受け、表示方法等など、それぞれの法律に則った形式になっているためです。

透明石けんを浴室に置いていると、やわらかくなってしまうのはどうしてですか。

透明石けんには、洗浄力をマイルドにしてつっぱり感を軽減するための成分として、グリセリンを配合しています。グリセリンはもともと保湿成分であり、湿気を吸いやすい性質があります。そのため、浴室など湿度の高い場所や、水をかぶる場所に置いておくと、水を吸ってやわらかくなってしまいます。使用後は水気をよく切り、風通しのよい場所で保管していただくと、最後までやわらかくならずに使えます。

石けんでメイクは落ちますか。

「釜焚き枠練りせっけん」などの固形石けんは、ほとんどのメイクをきれいに落とすことができます。石けんには水と油を混じり合わせる界面活性作用があります。そのため、主成分が油分であるメイクも石けんで十分に落とすことができるのです。石けんはたっぷり泡立てて使います。すすぎはぬるま湯で丁寧に行なってください。ただし、水に強いウォータープルーフファンデーションや油分の多いマスカラなど、石けんでは落としきれないメイクもあります。そのような場合は専用のクレンジング剤をお使いください。

アトピーでも使える石けんはどれですか。

あいにくアトピー性皮膚炎専用の石けんはご用意しておりません。ただし、症状や肌の状態によりましては、お使いいただける場合もございます。申し訳ありませんが、個別の症状等について、私どもでは判断することができません。ご関心のある製品につきましては、まずは皮膚科専門医にご相談ください。

「枠練りリサイクルせっけん」は身体に使えますか。

台所用としてお使いください。松山油脂では毎日たくさんの石けんをつくっています。その石けんの大部分は、「化粧石けん」と呼ばれる、顔・身体用の固形石けんです。なかには、キズや変形などのために最終製品にならない石けんができてしまいます。それらを集めてブレンドし、釜で焚き直してつくったのが「枠練りリサイクルせっけん」です。もとは身体を洗う石けんでも、ブレンドしてつくり直してしまうと、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(旧薬事法)の規制により、残念ながら化粧石けんとして販売することはできません。そのため、化粧石けんを焚き直した石けんながら、用途は食器・ふきん洗いを目的とした「台所用」としています。

台所用の石けんの上手な使い方を教えてください。

(1)まず、肉や魚の油汚れを布切れや新聞紙等で拭き取ります。ゴムべらを使うと汚れが落としやすいことが多いようです。いずれの汚れも可燃ゴミとして処理します。
(2)洗うものを水やお湯で軽くすすぎます。
(3)濡らしたスポンジに石けんをつけ、よく泡立てます。
(4)流水ですすぎます。

石けんには、水と混ざると抱き込んだ汚れを離すという性質があります。泡がついたままの食器はできるだけ水から遠ざけておくと、その段階での汚れの再付着・石けんカスの生成を防ぐことができます。汚れの再付着や石けんカスの付着を防ぐため、すすぎは流水で行なってください。また、熱めのお湯ですすぐことも汚れや石けんカスの付着防止には効果的で、よりすっきりと洗い上げることができます。

「洗濯用液体せっけん」でウールやシルクを洗えますか。

「洗濯用液体せっけん」の用途は綿・麻・合成繊維です。石けんは弱アルカリ性洗浄料であるため、ウール・シルク用の中性洗剤とは用途や適性が異なります。下記の点に注意していただくことで、ふだん着のウール製品を洗濯できる場合もありますが、ウールの素材や編み方など、衣類それぞれの特性によっては、どんなに気をつけても石けんでの洗濯や水洗いによってもとの風合いが損なわれたり、縮み・フェルト化が起こる場合があります。大切な衣類や高価なおしゃれ着など、本来の風合いや形を保ちたい衣類の場合は使わないでください。また、ふだん着であっても基本的には衣類の洗濯表示に従ってお手入れしていただくことを強くおすすめします。
(1)縮みやフェルト化の原因になるので、洗濯からすすぎまで、高温のお湯は使わない。水温を一定に保つ。
(2)水に浸っている時間をなるべく少なくする。
(3)色移りを避けるため同系色以外のものは一緒に洗わない。
(4)繊維のよじれやフェルト化を防ぐため、石けんをよく泡立てて手早く押し洗いする。すすぎ・絞りのときまでねじったりこすったりしない。
(5)穴やほつれはきちんとふさいでから洗う(広がるのを防ぎます)
※シルクは黄ばんだり風合いが損なわれたりするので、ふだん着でも石けんでの洗濯はおすすめできません。

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ベビーケアについて

松山油脂の石けんは赤ちゃんにも使えますか。

使えます。赤ちゃん用として「HADAHUG保湿せっけん」と液体の「HADAHUG全身泡せっけん」をご用意しています。ゴシゴシこすらずに、たっぷりの泡でやさしく洗ってあげてください。また、すすぎ残しのないよう丁寧にすすいであげてください。

赤ちゃん用のシャンプーを教えてください。

「HADAHUG全身泡せっけん」をシャンプーとしてもお使いください。肌や頭皮に湿疹や傷などがないことを確かめてから洗ってください。その後、泡が目に入らないようご注意のうえ、すすぎ残しのないよう、丁寧にすすいであげてください。赤ちゃんは髪が傷んでいないので、「HADAHUG全身泡せっけん」で洗っても、きしみ・ごわつきがあまり感じられないと思いますが、すすいだ後のきしみ感が強いときは「PH調整ヘアリンス」を少量お使いください。

「日焼け止め乳液」は1歳の子供にも使えますか。

1歳のお子様なら「日焼け止め乳液」をお使いいただけます。「日焼け止め乳液」には、肌を刺激するような成分は配合しておりませんが、大人と比べて、子どもは化粧品の成分全般に対する感受性が高く、刺激を受けやすくなります。お子様が日頃から敏感な肌質の場合は、腕の内側などの目立たない部分で数回試してから、顔や身体に使われることをおすすめします。 なお、乳幼児は肌が大人と比べて大変に繊細です。とくに1歳未満の乳幼児は、日焼け止めを必要とするような紫外線が照射される環境下に行かないことが望ましいとされます。このような観点から、松山油脂でも、1歳未満のお子様には日焼け止めの使用は積極的にはおすすめしておらず、長袖の衣類や帽子などで、物理的に紫外線を防がれることをおすすめしています。

現在授乳中ですが、使用しないほうがいい製品はありますか。また、子どもは1歳なのですが、使用しないほうがよい製品があれば教えてください。

松山油脂では、妊娠中・授乳中の方には、香りのついている製品の使用を積極的にはおすすめしていません。妊娠中は体調や嗜好が変化しやすいため、肌が敏感になったり、香りによって気分が悪くなったりする可能性があるからです。また、授乳中はごくわずかに肌から吸収された精油が、母乳に到達する可能性がゼロではないといわれます。さらに、まだ目がよく見えていない乳児は、匂いによってお母さんを識別するともいわれています。妊娠中・授乳中の方に香りのついている製品をおすすめしないのはこのような理由によるものです。なお、乳幼児は大人と比較し身体が小さく、精油も含めた香料全般に対して感受性が高く、刺激を受ける可能性も高まります。香りのついている製品はお使いにならないほうがより安心かと思います。

赤ちゃんにおすすめのボディケアを教えてください。

「HADAHUG保湿ローション」がおすすめです。乾燥や外的刺激から肌を守る皮脂膜の働きを補うことで、乳幼児の肌トラブルを予防し、すこやかな状態に整えます。肌をしっとりさせながらベタつかないので、1年を通して心地よく使えます。

リーフ&ボタニクス「バスソルト」と「バスシュガー」には、「妊娠中や・授乳中・乳幼児は使用をお控えいただくことをおすすめします」とありますが、それはなぜですか。

リーフ&ボタニクス「バスソルト」と「バスシュガー」には、天然精油(エッセンシャルオイル)を配合しています。妊娠中・授乳中の方、乳幼児用として使用をお控えいただくようご案内しているのはこのためです。精油が配合されている製品には、妊娠中・授乳中の使用を控えるようにいわれるものがあります。妊娠中の場合、皮膚や粘膜を経由してごくわずかに吸収された精油が胎児に到達する可能性があるといわれるためです。また、妊娠中は体調や嗜好が変化しやすいため、肌が敏感になったり、香りによって気分が悪くなったりする可能性もあります。授乳中の場合、同じくごくわずかに吸収された精油が母乳に到達する可能性がゼロではありません。加えて、まだ目がよく見えていない乳児は、匂いによってお母さんを識別するともいわれるため、香りのある製品は避けたほうが望ましいと考えます。乳幼児は大人と比較し身体が小さく、精油も含めた香料全般に対して感受性が高く、刺激を受ける可能性も高まります。

ただし、妊娠中・授乳中の方が使ったからといって、すぐに影響が出ることはほとんどありません。しかしながら、安全性を最優先し、設計・使用法上問題はなくても、妊娠中・授乳中の方や乳幼児には天然精油を配合した入浴料の使用をお控えいただくようご案内しています。妊娠中・授乳中の方には、日常的には精油などの香料が配合されていない製品を使い、気分転換用に時折香りのある製品を使う、という方法をおすすめしています。

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